時代◆黒糸威大袖 一対

商品説明 時代の黒糸威大袖 一対です。

大袖は、胴の肩部分に装着し、肩から上腕にかけて防御するための部位です。大鎧の大袖は、胴と同じく、金属や皮革片を綴じ合わせた「小札」で作られていました。戦いにおいて、まずは、武器を扱う両腕を何よりも守らなければなりません。いざという時に敵の刃や矢をかわす持ち楯としても活用されることもありました。

黒に近い濃色の威糸と、鮮やかな房飾りの色彩調和によって、武具たる貫禄に気品が添っています。さりげなく施された枝菊透かし彫りの装飾が控えめながらも華を添えており、美術品としての価値も付随いたします。

合理性のある防具ですが、古典的な雰囲気の落ち着いた装飾がなされており、日本人の美意識が感じられるお品となっております。


・縦３７ｃｍ、横３１ｃｍ（最大幅。若干の誤差はご了承下さい）
・やや経年のイタミがあります。